お祭りを企画する際の立て方やアイデアを解説

お祭りを企画する際に、「お祭り企画の立て方や流れが知りたい」「お祭りの企画をするうえで大切なポイントって何?」このような疑問はないでしょうか。
このコラムでは、お祭り企画の立て方や企画するときの大切なポイント、お祭り企画のアイデア例などをご紹介します。
お祭りの効果的な集客方法や、イベント企画会社を選ぶポイントも解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
お祭り企画の立て方
お祭りを開催するには、企画の作成が必要です。以下の順番で決めていくことで、スムーズな企画を立てやすくなります。
- お祭りを開催する目的を決める
- お祭りに参加してほしい顧客層を決める
- 予算やスケジュール、開催場所を決める
- 目的や予算に沿った企画を作る
一つずつ順番に説明していきます。
お祭りを開催する目的を決める
「お祭りを開催しよう」と考えたときに、まずはお祭りを開催する目的を決めましょう。
最初にしっかり目的を決めておくことで、企画内容を決める際に軸がぶれにくいです。企画の軸がぶれてしまうと、参加者の立場に立った、相手の気持ちに寄り添った祭りが開催できないおそれがあります。
また、お祭りの企画は一人ではなく複数人で行うことが多く、その場合は企画者の間で意見をすり合わせておく必要があります。そのためにも、お祭りを開催する目的を決めておくことが、お祭りを成功させるカギになるでしょう。
お祭りに参加してほしい顧客層を決める
お祭りを開催する目的が決定したら、お祭りに参加してほしい顧客層を決めていきます。
顧客層とはターゲットのことであり、参加して欲しいターゲットが具体的であればあるほど、お祭りの参加者が満足する可能性が高まります。
例えば、子どもをターゲットにしたお祭りでは、金魚すくいやヨーヨー釣り・製作できる屋台などを盛り込んだ企画にするとよいでしょう。敬老会や会社のお祭りなど、大人がターゲットになるお祭りでは、抽選会やくじ引き・飲食の屋台などがあると喜ばれます。
このように、お祭りのターゲットを明確に定めることも、お祭りの成功につながります。
予算やスケジュール、開催場所を決める
お祭りの目的と顧客層が定まったところで、予算やスケジュール、開催場所を決めていきましょう。
お祭りの予算といっても、規模や内容によって費用は大きく変動するため、「お祭りの具体的な相場」は不明です。一般的なお祭りで使われることの多い道具を、以下にまとめました。
- テント
- テーブル
- 宣伝用のポスターやチラシ
- のぼり旗
- 横断幕
このように、どんな道具を揃えるかによっても、お祭りにかかる費用はさまざまです。また、芸能人などのゲストを呼ぶ際は、追加の出演料がかかることが多いため、事前に確認しておくとよいでしょう。
お祭りのスケジュールに関しても、注意すべきことがたくさんあります。
例えば、「夏祭り」と題した企画を進行する場合は、6~8月に設定するのが一般的です。また、ほかの夏祭りと日程が被っていないか、参加者が来やすいアクセスのよい場所であるかなど、細かい点の配慮も必要となってきます。
お祭りを開催する場所によっては、
- 使用可能時間
- 電気やガスの使用
- トイレなどの設備
- 駐車場などの施設
など、使用に関するルールが決められていることもあるため、事前に確認しておきましょう。
目的や予算に沿った企画を作る
お祭りの目的や予算が決まったら、具体的な企画を作成していきます。
企画を作成していると、お祭りの方針や開催場所に迷うことがあるでしょう。その際は、「お祭りの目的」を振り返ると、芯の通った企画を作りやすくなります。
また、お祭りにはトラブルがつきものです。そのため、トラブル時の対策や対応を事前に考え、まとめておくとお祭りがスムーズに進行しやすくなります。お祭りの最後の片付け時間なども企画の中に入れて考えておけば、さらによいでしょう。
お祭りを企画するうえで大切なポイント
お祭りを企画するうえでは、以下のようなポイントが大切です。
- 参加者の利点を考える
- 季節にあわせた企画にする
- 適した集客方法を見つける
- イベント企画会社を見極める
一つずつ説明していきます。
参加者の利点を考える
お祭りを企画する際は、参加者の利点を考えることがとても大切です。参加者にメリットがあるような企画内容にしましょう。
「人と触れ合うこと」をテーマにしたお祭りでは、参加者がどのような人たちと、どんな交流ができるのかが重要です。「知識を得られる」お祭りでは、誰からどんな知識を得られるかなど、参加者の目線や立場に立った利点を意識してください。
ターゲットごとのニーズを深掘りし、企画に反映していくことで、参加者の利点につながりやすいお祭りに近づくでしょう。
季節にあわせた企画にする
季節にあわせた企画にすることも、お祭りを開催するうえで重要です。
春のお花見、夏は夏祭りや花火大会など、季節の定番で連想されやすい内容をお祭り企画に組み込むとよいでしょう。季節ならではのお祭りを行うことで、その季節でしか味わえない特別感を演出しやすくなり、参加者の満足にもつながりやすくなります。
また、季節に合わせたお祭りは、企画する側のコンセプトや、目的なども決めやすくなるなどのメリットもあるのです。
適した集客方法を見つける
お祭りごとに、企画内容に適した集客方法を見つけましょう。
集客方法の一つとして、以下のような広告やオンラインでの集客活動があげられます。
- 新聞の折り込みチラシ
- お祭りが掲載できるPOP
- SNS広告やWEB広告
- お祭り専用のWEBサイト
また、季節にあわせたグッズを準備するのも有効です。
下記の表に夏・冬でよく配られているグッズを紹介します。
季節 | グッズ | ||
夏 | オリジナルうちわ | 手作りうちわ | お祭り限定のタオル |
冬 | カイロの配布 | 温かいスープなどの提供 | ブランケットの貸出 |
※表に記載のグッズは一例です。
手作りうちわキングでは、お祭りの企画で使える手作りうちわキットを、1セット109円(税込)~販売しています。詳しくはこちらをご確認ください。

イベント企画会社を見極める
お祭りやイベントを企画する際、イベント会社を通して進める場合もあるでしょう。お祭りを成功させるには、イベント企画会社の見極めが大切になるため、判断するポイントを簡単にご説明します。
・分野
イベント会社によって、得意なイベントの種類や分野が異なります。依頼したいお祭りやイベントの趣旨と合致しているかどうか、過去の事例や実績を確認してみましょう。過去事例・実績は多くの場合、会社のホームページに記載されています。
・企画の提案力
企画の提案力を確認することで、イベント企画会社を見極めることができます。
お祭りの目的や予算がしっかり決まっていなくても、企画の提案力がある会社であれば豊富な経験やノウハウから、的確なアドバイスをもらえることが多いです。頼っていいのか、任せていいのか、しっかり判断しましょう。
・サービスの範囲
イベント企画会社の、サービスの範囲も確認しておきましょう。
サービス範囲を事前に確認しておくことで、手配漏れのリスクや、想定している企画を実現できるかどうかを判断する材料になります。また、企画の打ち合わせ時には、「どこまで自社で手配して、どこまでイベント会社で用意してくれるのか」を明確にしておくことで、トラブルやリスクを下げられます。
最近はさまざまな特徴を持つイベント企画会社が増えているので、考えている企画をより近い形で実現してくれる会社を探しましょう。何社か見積もりを取ることで、会社ごとの特徴が分かりやすくなるのでおすすめです。
お祭りの企画アイデア
お祭りの企画アイデアとして、企画例・特徴・おすすめの場面を表でまとめました。企画出しの際の、参考にしてください。
企画例 | 特徴 | おすすめの場面 | イメージ画像 | |
釣り系 |
|
上手に釣れると盛り上がりやすく、 | 子どもと一緒になって楽しめやすい。季節の祭り 花火大会 子どもが集まる祭り |
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ゲーム系 |
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難しいので、成功させるとかなり盛り | 上がりやすい。 景品も豪華なものが多い。季節の祭り 花火大会 地域の祭り |
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くじ引き系 |
|
なかなか当たらない分、 | ハラハラドキドキできて 盛り上がりやすい。社内イベント キャンペーン 文化祭など |
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屋台系 |
|
祭りの定番であり、 | 参加者の楽しみの一つ。 屋台ごとに個性豊か。季節の祭り 社内イベント 地域の祭り |
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手作り系 |
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参加者みんなでワイワイ楽しめ、 | それぞれの性格や個性が見られる。子どもが集まる祭り 高齢者施設での祭り 地域の祭り |
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まとめ
今回は、お祭り企画の立て方や企画時の大切なポイント、お祭り企画のアイデア例などをご紹介しました。
お祭りを企画するときはまず目的を明確にし、顧客層のニーズに合わせた内容で計画しましょう。季節に合わせたスケジュールの作成や、お祭りオリジナルの企画や宣伝方法を考えることで、集客効果が高まりやすくなります。また、お祭り企画をイベント企画会社と一緒に進める場合は、会社の見極めが重要になってきます。
お祭りを企画する際にぜひ参考にしてください。