うちわの製作なら手作りうちわキング!最短当日出荷で手作りうちわキットが1セット109円からお買い求めいただけます!

お問い合わせ

保育に取り入れたいクレヨン遊びの目的とアイデア例のご紹介!

保育に取り入れたいクレヨン遊びの目的とアイデア例のご紹介!

0歳児から幼児まで楽しむことができるクレヨン遊び。日々の保育活動に取り入れたいけど年齢に応じたクレヨン遊びってどんなもの?クレヨン遊びの目的は?と気になる方もいるのではないでしょうか。
この記事では生まれて初めてのお絵描きから、クレヨンを使った少し変わった遊び方までクレヨンの活用アイデアをご紹介します。乳幼児がクレヨン遊びをするときに注意する点についてもご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。

クレヨン遊びの目的としては以下のような点があげられます。

  • クレヨンで紙をこする感覚を覚える
  • クレヨンで色や線を表現する
  • クレヨンを握って動かすことで指先を使う練習をする

0歳児は絵を描くというよりも握ったクレヨンを紙にトントンあてたり、こすったりすると色がうつるという感覚を体験しているといってもいいかもしれません。どうやってクレヨンを使うかを大人が見せてあげた後は何を描くかを決めず、自由に手を動かして好きなようにクレヨン遊びをさせてあげましょう。

2歳頃からクレヨンを握る力もだんだんと強くなり、好きな色や形を表現できるようになります。クレヨンで描く表現の幅が広がることで成長を感じやすいでしょう。

また、クレヨンを握って動かすことで指先の発達を促し、フォークやスプーンなどを持つときの力加減もコントロールできるようになります。クレヨン遊びも年齢が上がるにつれ、クレヨン全体を握る握り方から鉛筆を持つときのように握るなど握り方にも変化が見られるでしょう。クレヨン遊びをたくさん行うことでフォークやスプーンの持ち方なども正しい持ち方に移行しやすくなります。

クレヨンは柔らかく軽い力でも線が描けるので乳児でも扱いやすいお絵描き道具です。その特性を活かした使い方をすることで成長段階に応じた遊びができ、手指の発達や情操教育にも役立ちます。

クレヨンの対象年齢は商品によっては3歳からなどと記載のあるものもありますが、口に入れても安全な材料で作られているものであれば0歳児から使えるものもあるようです。ただし、0歳〜1歳はなんでも口に入れたり舐めたりするので、誤飲のリスクがある飲み込める大きさのクレヨンは少し大きくなってから使う方が良いでしょう。

保育活動に役立つクレヨン遊びのアイデア例を年齢別にご紹介します。

段ボールや模造紙に殴りがき

・段ボールや模造紙に殴りがき

0歳児は段ボールや模造紙など広い範囲にクレヨンで自由に描かせてあげると良いでしょう。
段ボールに殴りがきをした後は梱包用テープなどで筒状にし、トンネルや小さな家を作ると子ども達も喜んで中に入りたがり、お絵描きのあとも楽しめます。

フロッタージュ

・フロッタージュ

落ち葉の上に模造紙を広げ、クレヨンでなぞると紙に落ち葉の模様が浮かび上がります。
いろいろな色のクレヨンでなぞることで本来の落ち葉の色とはまた違った印象になり、出来上がったものを壁面に飾れば季節の壁面装飾になります。

はじき絵

・はじき絵

画用紙に白や明るい色のクレヨン(成分に油が入っているもの)で絵を描き、その上から絵の具でなぞるとクレヨンで描いた部分が絵の具をはじいて出てくるので、まるで手品のような不思議な感覚が味わえます。

マーブルクレヨン

・マーブルクレヨン

小さくなったクレヨンを砕いてレンジ対応の型やカップに入れ、レンジでクレヨンを溶かし冷ましてクレヨンを固めます。
クレヨンの形の変化やどんな色になるのかわくわくしながら実験することができます。
自分の好きな色や形の特別なクレヨンが完成し、そのクレヨンでまた紙に絵を描くこともできます。マーブル模様のクレヨンではどんな色が描けるのか、子どもの知的好奇心をくすぐることができるでしょう。短くなって握れなくなったクレヨンも再利用して遊べます。

ひっかきクレヨン(スクラッチアート)

・ひっかきクレヨン(スクラッチアート)

画用紙にクレヨンで自由に色を塗り、上から黒いクレヨンで優しく全体を塗りつぶします。割りばしの角や粘土ヘラなど先のとがったものでひっかき、花火などを描いたらできあがり。
割りばしなど振り回すと危ないものはひっかくとき以外は使わないように約束し、活動中は目を離さないようにしましょう。
「ひっかく」といういつもとは違ったクレヨンの使い方で下から色が浮かび上がってくる様子がとても面白い遊びです。

クレヨン遊びは保育に取り入れやすい遊びの一つですが、小さな子が手にするものなので注意すべきことがいくつかあります。

何でも口に入れてしまう乳児の場合、食品からできたクレヨンを使用するのがおすすめです。
万が一口に入れても安全なお米や野菜からできたクレヨンもあります。
口に入れても大丈夫とはいえ、飲み込んでしまうと危険なので乳児の場合はクレヨンを手にしているときはよく観察し、小さくなったクレヨンを使わないように気を付けましょう。

クレヨン遊びをしていると、ついつい紙からはみ出して床や机に描いてしまったり、服もいつのまにか汚れていることがあります。油性のクレヨンは床や壁についてしまうとなかなか色が落とせませんが、水で落とせるクレヨンは水拭きや洗濯で簡単に汚れが落とせるので安心です。

油性クレヨンを使う活動の際は画用紙の下に新聞紙やレジャーシートを敷いたり、服が汚れないようにスモックなどを着てから行うなどの対策をしてから遊ぶようにしましょう。

今回は保育活動で行うクレヨン遊びは何歳からできるのか、どんな遊び方ができるのかについて乳児から幼児まで年齢別にご紹介しました。
落ち葉を使って季節を感じながらクレヨン遊びを楽しんだり、短くなったクレヨンを再利用してマーブルクレヨンを作ったり、お絵描きや塗り絵だけでなくクレヨンの新しい遊びのアイデアも参考にしながら、子ども達とクレヨン遊びを楽しんでください。