【2歳児向け】保育園や家庭でのうちわ製作のアイデア10選!

手作りうちわは保育園や家庭での定番レクリエーションの1つであり、2歳児の創造力や手先の扱い方を育む活動になります。
今回は、2歳児の子どもたちが楽しめるようなうちわ製作のアイデアを多数紹介します。できるだけ身近な物を使って製作できるアイデアを解説していくので、用意するものや手順、注意点など、参考にしてみてください。
2歳児におすすめのうちわ製作のアイデア
さっそく、2歳児におすすめのうちわについてアイデアごとに解説していきます。既存のうちわに装飾していく方法が基本となります。
折り紙や毛糸などを貼り付けてフルーツや生き物を描くうちわ6選
折り紙や毛糸、モールなどの素材を貼り付けながらフルーツや生き物、植物、風物詩などを描いていくうちわです。家にあるものや100円ショップなどで購入できる材料など、身近なアイテムで簡単に製作できます。アイデアは以下の通りです。
ヨーヨーうちわ
ヨーヨーをさまざまな模様で描いて作るうちわです。

【材料】
- うちわ
- マーカーやクレパス
- 絵具
- 台紙(ヨーヨー:色付き画用紙)
- 綿棒
【手順】
- マーカーやクレパスなどでうちわに模様を描く
- あらかじめ用意しておいたヨーヨーの台紙に絵具を付けた綿棒で模様を付ける
- うちわにヨーヨーを貼り付ける
【注意点】
- 絵具を使う場合は事前に保護者に連絡し汚れても良い服を用意してもらう
- 綿棒に絵具を付けて模様を描く際は、紙の薄さや材質などをあらかじめ確認しておく
あさがおうちわ
お花紙でくしゅくしゅとした素材感を楽しみながら、あさがおを作るうちわです。

【材料】
- うちわ
- お花紙(さまざまな色を用意すると良い)
- 星形の紙(画用紙を切り抜いたもの)
- 葉っパの形に切ったフェルト
【手順】
- お花紙をあさがおに見立てて、たたむ(くしゃくしゃとさせる活動を楽しめるように)
- 作ったあさがおをうちわに貼り付ける
- あさがおの中心に星型の画用紙を貼る
- フェルトの葉っぱを貼り付ける
【注意点】
- 星形や葉っぱなど、2歳児が自分で切るのが難しそうなものは事前に用意する
海のうちわ
お弁当カップを魚に見立てた立体的なうちわです。素材の形や模様をそのまま活かして作ることができます。

【材料】
- うちわ
- 折り紙や画用紙
- お弁当カップ
- 目玉シール(黒)
【手順】
- 画用紙をうちわの形にあわせて貼る
- 切り込みを入れたお弁当カップ(魚やタコ)を貼る
- 目玉シールを付ける
- 画用紙で作ったわかめなど装飾を追加で貼る
【注意点】
- 素材によっては2歳児が切ったり貼ったりするのが難しい場合があるため、大人が適宜サポートする
- 目玉シールなど細かいものは誤飲に注意する
- 素材調達の段階で、お弁当カップからどのような物が作れるかを予めある程度決めておく。
フルーツのうちわ
さまざまな素材でフルーツの模様を作るうちわです。例として、パイナップルのうちわの作り方を紹介します。

【材料】
- うちわ
- 画用紙
- 毛糸
- すずらんテープ
- モール
- セロファン
- シール
【手順】
- 画用紙をパイナップルの形に切る
- 1で作ったパイナップルの紙にさまざまな素材を交互に貼り付ける
- 2で作ったパイナップルの紙をうちわに貼り付ける
- 画用紙で作った葉っぱを貼って、周囲にシールを貼ったり模様を描いたりする
【注意点】
- 2歳児が切りにくい形などがある場合は、事前にある程度切込みを入れたり、難しい部分は先に準備しておいたりして、スムーズに進むようにする
- さまざまな素材を多数使うので、取り合いにならないように十分な種類や数を用意しておく
タコのうちわ
カラーセロファンをうちわから飛び出すように貼り付けることで、全体をタコに見立てたうちわを作ります。

【材料】
- うちわ
- 赤の画用紙
- オレンジや赤のセロファン
- 画用紙(黒と白、ピンク)
- シールなど
【手順】
- あらかじめ、うちわの形にあわせて赤い画用紙を貼っておく
- タコの足に見立ててセロファンを複数貼る
- 黒い画用紙やマーカーでタコの目を描く
- ピンクの画用紙を口の形に切って貼る
- その他好みにあわせて装飾をつける
【注意点】
- セロファンはうちわの縁からはみ出るように貼り付けるため、貼り方や位置調整などをサポートする
切り絵で作るうちわ
切り絵は、折り紙などを指でちぎったりハサミで切ったりして生まれた形を、ペタペタと自由に貼って作る絵です。花や魚などのモチーフにあわせて模様を作りましょう。

【必要な物】
- うちわ
- カラフルな画用紙や折り紙
- マーカーやクレパスなど
- セロファン
【手順】
- 画用紙や折り紙を折って好きな箇所を切り抜いて開いて花のモチーフを作ったり、折り紙をちぎって魚のうろこに見立てたりする
- 切り絵をうちわに貼り付ける
- オプションとしてマーカーやクレパスなどを使って、切り絵に模様や線を描き入れたり、セロファンで魚の尾びれを付けたりする
【注意点】
- 紙を扱う器用さには個人差があるため、様子を見ながら適切なサポートをおこなう
絵具で簡単に模様を作るうちわ4選
2歳児には絵具と絵筆を使って細かな描写をするのは難しいかもしれませんが、使い方や準備の仕方を工夫するとうちわ製作に活かせます。ここでは絵具をうまく使ったうちわのアイデアを紹介します。
吹き絵で描く方法
絵具を垂らした所に息を吹きかけて模様を描くうちわです。

【材料】画用紙、絵具、ストロー、スポイト(絵具を垂らす際に活用できます)
- うちわ
- 画用紙
- 絵具
- ストロー
- スポイト(絵具を垂らす際に活用できます)
【手順】
- うちわの形にあわせて画用紙を貼り、その上に絵具(水で薄めたもの)をたらす
- ストローを使って絵具の水滴に向かって吹く
- さまざまな方向から吹いたり色を混ぜたりして模様を描く
【注意点】
- 絵具を使うので事前に保護者に確認をとり、汚れても良い服を用意してもらう
- ストローを使う場合は絵具を誤って吸ってしまわないように注意する
ビー玉で描く方法
ビー玉に絵具をつけて転がしたりこすったりすることで模様を描くうちわです。うちわをヨーヨーに見立てて模様を作ったり、花火などの絵を描くことができます。

【材料】
- うちわ
- ヨーヨーなどの形に切った台紙
- ビー玉
- 絵具
【手順】
- 絵具をつけたビー玉を自由に転がしたりこすったりして、台紙に模様を描く
- 違う色を付けたり、複数転がしたりする遊びを楽しむ
【注意点】
- 絵具を使う旨を事前に保護者に伝え、汚れても大丈夫な服を用意してもらう
- 絵具の濃度が高い場合、水滴の形がそのまま残ってしまうので注意する(絵具を溶いた水がポタポタと垂れる程度の濃さにすることがポイント)
- ビー玉によるケガや誤飲に注意する
手形や足形で絵を描いて作るうちわ
手や足、指などに絵具を付けて、手形や足型をつけて絵を描いていくうちわです。自分の体を動かして楽しくうちわを作ることができます。手形や足型を花や葉っぱなどの植物や、カニやお魚などの一部に見立てて、残りの部分をクレヨンや画用紙で作ったり、花火の模様のようにうちわ一面に模様をつけたりするなどのアイデアがあります。

【必要な物】
- うちわ
- 紙(足形や手形を押す際に使用)
- 水彩絵具
- 手や足に塗るための道具:絵筆、スポンジなど
- 汚れてもよい服、タオルやウェットティッシュ
【手順】
- 絵具を適切な濃度に薄める(20㎝以上かすれずに滑らかな線が引ける程度)
- 手や足に絵具を均等に付ける(指先までしっかりと塗る)
- うちわに手形や足形を押して乾かす
- よく乾かしたあとに模様や動物の顔などを描く
(先に画用紙やクレヨンで模様を描いた上に手形や足形を入れる方法もあります)
【注意点】
- 体に直接絵具をつけるため服が汚れやすいので、事前に保護者に連絡する。
- 絵具を体につける際は、目や口に入らないように注意する
- 手形や足形に動物の目や口、模様などを描き入れる際は大人が適宜サポートする
野菜スタンプで模様を描くうちわ
野菜のへたなどの捨てる部分を活用してスタンプにし、絵具をつけて自由にお絵かきを楽しむうちわです。野菜の切り方によってスタンプにもさまざまな表情が生まれます。同じ野菜であっても大きさや切り方のバリエーションがあったほうが、表現の幅が広がるかもしれません。保育園で菜園がある場合は、その野菜も使ってみるのもよいでしょう。

【必要な物】
- うちわ
- 野菜の切れ端(玉ねぎ、オクラ、枝豆の皮、椎茸の石づき、エノキの軸、ピーマン、ゴーヤ、レンコン、チンゲンサイなど)
- 紙コップや食品トレーなど
- 絵具
- スポンジ
- 台紙(または直接うちわにスタンプ)
【手順】
- 紙コップや食品トレーに水で溶いた絵具を入れる
- スポンジに絵具を付ける
- 野菜の切り口に、絵具が付いたスポンジをポンポンとたたく
- 台紙に野菜をスタンプする
【注意点】
- 前もって保護者に知らせ、可能であれば家庭でも野菜の切れ端を用意してもらう(園でも可能な限り準備しておく)
- 事前に野菜の水分をキッチンペーパーなどで吸い取る(あるいはキッチンペーパーに包んだまま冷蔵庫にいれて野菜を1〜2日程度乾燥させる)
- スポンジの大きさは2歳児の手に合わせて小さめにカットしておく
- 絵具の色や濃さなど、豊富なバリエーションを揃えておくとより楽しめる
紙皿や割り箸でうちわから作るのもオススメ
ここまで、既存のうちわを使った方法を紹介してきましたが、最後に、うちわ本体から作るアイデアを1つ紹介します。

必要なものはうちわの持ち手部分の代わりとなる割りばし、うちわの面となる紙皿、それらをくっつけるためのテープやホッチキス、その他装飾や絵を描くための道具です。他の素材で近いものがあればそれらを活用してもよいでしょう。

【手順】
- 紙皿の裏面にクレパスで花火などの模様を描く
- もう1枚の紙皿も、同様に仕上げる
- 割りばしを紙皿の内側にセロハンテープで固定する(3ヶ所程度)
- もう1枚の紙皿を合わせて、ふちの部分をホッチキスで留める
- ホッチキスの針を覆うようにテープ(マスキングテープ)などで固定する
- 割りばしの接続部分(うちわの持ち手部分)をテープで巻く
【注意点】
- ハサミやホッチキスを使う際は、子どもたちが手や指を切らないように注意する
- 割りばしも扱い方によっては危険になり得るため、大人の目が行き届いた状況で製作する
- セロハンテープやマスキングテープの扱いに慣れていない2歳児に対しては、やり方を見せながら一緒に製作する
まとめ
今回は2歳児が楽しめるうちわ作りについて紹介しました。2歳児向けのうちわ作りは、手形や足形で絵を描いたり、家にあるものや手軽に手に入る材料を使ったりして遊びながら製作できることがメリットです。使う道具の安全性や、2歳児という年齢や性格にあわせたサポートの仕方に注意して、楽しいうちわ製作の方法を考えてみてください。

※手作りうちわキングでは、うちわの骨とうちわシール以外の道具や材料の販売は行っておりませんので、予めご了承下さい。