手作りうちわで参戦してファンサに燃えるアイドルイベント

うちわといえばジャニーズなどに代表される、アイドルのイベントやコンサートに持っていくお祭りアイテムです。始めて参加する人は、多くのファンが、手に手作りうちわを持って参戦しているのに驚くかもしれません。

手作りのうちわはコンサート会場でひときわ目立つ、ファンならではの応援アイテムです。

コンサートやイベントに参加するために、何か月も前からチケット予約をして、やっと入手できた貴重なチャンス。ファンとしては、ファンサと呼ばれる自分に向けられたアイドルのジェスチャーなどを通じて、コミュニケーションがはかれる、大切なうちわです。

うちわの作り方はさまざまで、多くのファンは趣向を凝らした自分だけのうちわになるよう、工夫します。

ジャニーズ系のコンサート会場では、うちわにも細かなルールが決まっているので、事前にルール違反にならないよう、最低のマナーを守って参加したいところです。

まずうちわのサイズは、公式うちわのサイズより大きくなってはＮＧです。横29.5cm、縦28.5cmが基準になっています。大きなものは、後ろや横で楽しんでいる人の視界を遮るので、マナー違反になっています。

こうした既定サイズの手作りうちわキットも入手できるので、工夫次第でキレイなうちわが、気軽に作れるようになっています。

また、うちわの周りにモールや羽根などをつけて、振り回して回りを散らかしたりするのも良いマナーとは言えません。

ギラギラとライトを反射させるような素材のものは、確かに他のうちわよりは目立つものの、演者の目に反射してしまい、危険なこともあるということで、これもやはり全面に貼るのは禁止されています。

ファンサは、それぞれ工夫を凝らしたものをメッセージにして、文字を切り抜いて貼ります。ピースして！などの平凡なものよりも、じゃんけんしてのように、大勢の人混みの中から、自分だけに宛てられたジェスチャーであることが、はっきりわかるようなメッセージを書くのが、ちょっとしたコツになっています。

憧れのスターと自分だけのほんの数秒のコミュニケーション。可能にするのは、心をこめて手作りしたうちわということになります。